第3回 三大奇書雑学王クイズ

23日特別講演会の打ち合わせ中。
大塚先生も映像担当のB.K.さんも、いたって真面目なのですが、
「次、オペラガスいきましょう」
「これはキノコの精ですね」
と聞こえてくる会話はあやしげ・・・いったいどんなお話が繰り広げられるのでしょう。


講演会では、奇想天外『エノケン孫悟空』ほか、日本でマンガ・アニメ・映画に水煮西遊記なった
三大奇書をご紹介します。13:30からですよ。どうぞお忘れなく!



さて、ご好評につき、クイズ第3弾いってみましょう。


三国志』『水滸伝』『西遊記』は、普通名詞のように書名などに使われていますが、次の書名のうち実際にあるものはどれでしょう(複数回答可)。


(1)三国志:①黒帯三国志  ②キネマ三国志  ③やきそば三国志


(2)水滸伝:①奇術水滸伝  ②柔道水滸伝   ③ピンク映画水滸伝


(3)西遊記:①麻雀西遊記  ②水煮西遊記   ③パラレル西遊記


うわぁ、いろいろ想像がふくらんでしまいますね。
正解は月曜日にUPします。お楽しみに!



[正解・解説]

(1)①、②、③
(2)①、②、③ 
(3)①、②、③

ありそうで、なさそうな書名ばかりですが、すべてあります!
(・・・すみません。ひっかけ問題でした。)


国会図書館の所蔵を検索してみると、書名に『三国志』『水滸伝』『西遊記』を含む本は、
   三国志 和図書1628件 和古書331件
   水滸伝 和図書 820件 和古書27件
   西遊記 和図書 491件 和古書18件
実はこんなにあります。

三大奇書のイメージが、いろいろな形に変容し、受容されていることが、
ここにも見ることができます。


さてさて、それぞれの本がどんな内容なのか??

私が一番気になったのは『水煮西遊記』。
なんとこれはビジネス書なのですね。中国書の翻訳です。
組織を構成する人間を、三蔵法師孫悟空猪八戒沙悟浄の4つのタイプに分けて考える、
組織管理の本だそうです。
「水煮」とは、激辛な四川料理の「水煮魚片」に由来しているそうで、
日本語の想像不能な感じからはかなりかけ離れて、
風刺の効いた「激辛西遊記」といったところでしょうか。
同じ著者の『水煮三国志』もあるようです。


その他については、説明は省略させていただきます。
気になる方はネットなどで調べてみてくださいね。