特別講演会 -第1回-

雙峰祭2日目。
強風の中でしたが、たくさんの方にご来場いただきました。
どうもありがとうございます。


今日は大塚先生の講演会第1回目。
三大奇書の図像と映像(中国編) 連環画とテレビドラマ」の開催日です。


資料の用意、看板の設置、DVD上映のセッティングなど、
スタッフも朝から準備、準備。


13:00に開場し、少しずつお客様が。
開演の13:30にはほぼ一杯の大入りになりました。

定刻の13:30に講演会の始まり、始まり。


今日の講演は、

という構成で進められました。


第1部では連環画が誕生した背景や、
どのような連環画がこれまで作られてきたのか、などのお話。
(企画展で展示されている連環画は電子展示「展示内容」「図録」でも
ご覧いただけます)


今日のメインは第2部。
1980年代から90年代に中国で作られた、
三国志」「水滸伝」「西遊記」のドラマの名場面をご紹介しました。


まずは、「三国志」。「三顧の礼」の場面
劉備は3度諸葛亮の家をたずねて、やっと会うことができます。
そして、諸葛亮劉備の熱意に打たれ、仕えることに同意したところ。


「三国誌」中国中央電視台, 中国映像


次に、「水滸伝」。武松が景陽岡で虎を打つ場面。
リアルです。


水滸伝中国中央電視台, コニービデオ


最後に西遊記。日本でのカッパのイメージとは違う川の妖怪、沙悟浄
登場(猪八戒との対戦)シーンです。


西遊記中国中央電視台, コニービデオ


第3部では、

など、政治が三大奇書の登場人物の評価にどのような
影響を与えたのか、という興味深い視点からのお話でした。


終了後はいくつかのご質問もいただき、盛況のうちに講演会は幕を閉じました。
大塚先生お疲れ様でした。


会場で記入していただいた講演会アンケートに頂戴したご質問には後日、
Q&Aコーナーでお答えしたいと思います。


ご来場の皆様、本当にありがとうございました。


皆さんの熱気もあり、後半、場内がかなり暑くなってしまいました。
暑さがつらかった方もいらしたようです。大変申し訳ありませんでした。


次回講演会は10月23日(月)13:30-15:30、
演題は「三大奇書の図像と映像(日本編) マンガとアニメとエノケン映画」
です。こちらもどうぞお楽しみに。
学内外を問わず、どなたでもご参加いただけます。


さて、明日は学園祭最終日。
風もおさまって穏やかで暖かな一日になりそうです。
企画展にもぜひお立ち寄りください。

(B.K.)